2020年02月24日

光照院

京都では「京都非公開文化財特別公開」というのを年に何回かやる。ふだん観光客が来ないような「尼門跡」の寺が見られたりする。

「門跡」というのは江戸時代までの皇族や摂関家の子弟が住職となる寺院のこと。「尼門跡」はその女性版である。

光照院.jpg


「尼門跡」光照院は浄土宗の寺。14世紀に落飾した皇女によって始められた。

高貴な人の入る格式の高い寺院、、、しかし、寺自体は小ぢんまりしていて、古めかしい、田舎の小さなおうちという風情。尼様たちが実に慎ましく生活していた往古がしのばれ、いわく言い難い物悲しさがあった。

仏殿以外に常盤会館とかいうだだっ広い建物を公開していた。入っても何の建物か分からない。何もないスペースが広がっている。ただ、赤いじゅうたんが敷き詰められ、不気味な日本人形の写真が壁に飾ってある。何ともレトロな殺風景さ。学生の案内人のたどたどしい説明によれば、昭和天皇の即位の時の晩餐会に使われた場所の一部が下賜されたものとか。

プライドだけで生きるのを強いられた人々。その残滓が町の片隅にひっそりと息づいている。

◎光照院
仏教 浄土宗単立
京都府京都市上京区新町通上立売上る安楽小路町425
075-441-2254
(地下鉄烏丸線「今出川」下車、今出川通を西進、上京区役所の西側の道を北上。徒歩10分。)
管理人の訪問日:2019年11月2日
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2020年02月23日

毘沙門堂

いかにも鄙びた山寺といった風情もある一方で、本堂部分が妙に朱い。そこは綺麗、というか派手。日本の寺院建築にしては枯れていない感じ。

毘沙門堂3.jpg


拝観料を払った時に貸し出されたペン式録音機の音声ガイドによれば、この妙な派手さは江戸時代の徳川家康のブレーンだった天台僧天海がわざとやったことである。

毘沙門堂.jpg


山科の毘沙門堂は最澄開基と伝わる古寺だが、織田信長によって焼かれ、江戸時代初期に幕府によって再興された。この時に中心になったのが天海の弟子公海だが、天海の考えに従って家康の神格化である東照大権現を祀る施設になった。皇室ゆかりの寺なので菊の紋がやたらと目につくのだが、本堂本尊の御前立辺りの台座には葵の御紋。本尊の右手には衣冠束帯姿の家康像が厨子に収められている。

毘沙門堂4.jpg


日本の寺院建築にしては枯れていないこの感じ、くだんのタウトが嫌いな日光東照宮の色使いなのだった。神社の朱。これも神仏習合文化の一側面である。

毘沙門堂2.jpg


公海による復興後、出家した皇族男子、法親王が住職を務める「門跡寺院」になっているが、江戸幕府の権威を示すために天皇家の血が利用された格好か。天皇一族も家を継げない男の子がたくさんいたからちょうどよかった訳だ。関東における日光や寛永寺と同じである。

*毘沙門堂
仏教 天台宗
〒607-8003 京都府京都市山科区安朱稲荷山町18
075-581-0328
(JR「山科」より北へ徒歩20分)
管理人の訪問日:2019年2月23日
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2020年02月22日

京都新阪急ホテル屋上の神社

京都駅の駅前でバスを待っていると、新阪急ホテルの屋上に小さな鳥居が見えた。

新阪急ホテル.jpg


あれもお稲荷さんだろうか。

*京都新阪急ホテル屋上の神社
神道
〒600-8216 京都府京都市下京区東塩小路町 JR京都駅烏丸中央口正面
075-343-5300
(JR京都駅烏丸中央口正面)
管理人の訪問日:2019年8月31日
ラベル:神道 日本 京都
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