2020年02月15日

本龍院(待乳山聖天)

象頭のインドの神・ガネーシャ(聖天、歓喜天)は仏教にも取り入れられて、日本の多くの真言宗系、天台宗系の寺院で祀られている。

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東京で有名なのは、天台宗系の浅草寺支院で、「待乳山聖天」の名で知られている。

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そのガネーシャを祀った堂に上がってみると、皆さんすごーく熱心に何かを祈っていて圧倒された(たまたまかもしれないが、京都でも平伏して聖天に祈っている人を見たことがある)。

http://gompa.seesaa.net/article/426441600.html

聖天像は「秘仏」で参拝者には見せない。その代わり、供え物の大根がうず高く積まれていて、奥に何かがいることを感じさせている。

見せないことで却ってその存在感を示すというのは、この寺の本家である浅草寺の観音がまさにそうである。

そして聖天の場合、その「見えないけどいる雰囲気」を演出しているのが大根だ。

象は大根を食うのかと思うが、草食だから食わせれば食うであろう。(何年か前、オーストラリアの羊の宣伝で、ガネーシャが他の色んな宗教の神々と一緒に仲良くラムを食っている所が放映され、ヒンドゥー教徒の猛反発を食らったことがあったから、菜食主義であることは間違いがない。)

待乳山聖天3.jpg


お供え用の大根は境内で売られている。そして、神様が物理的に大根を食べるわけではないので、一度供えられた大根は他の人が持って帰ってもいいことになっているらしい。

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そういうわけで、物理的植物学的な大根を数多く目にする他、提灯など至る所にこの聖天のシンボルマークとしての大根があしらわれており、やたら大根大根する寺である。

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そして大根大根するから、やはり「何かがいる感じ」になって、参拝者が集まるのだろうと思う。やり方が上手いなあ。

*本龍院(待乳山聖天)
仏教 聖観音宗
〒111-0032 東京都台東区浅草7丁目4−1
03-3874-2030
(東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武スカイツリー線「浅草」より徒歩10分。隅田公園の少年野球場の向かい。)
管理人の訪問日:2018年12月21日
posted by HIRO at 23:09| Comment(0) | 仏教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする