2013年09月23日

栄貞烈祠

追悼施設
中国江蘇省無錫市恵山古鎮
(10、15、16、83、89路「龍光路古華山路」下車すぐ)
管理人の訪問日:2013年9月20日

中国では昔から「どの死者が顕彰するに値するか」という問題にこだわり、そのような死者の廟を作って祀ってきた。

無錫の恵山古鎮という所には、古い祠が百以上も残っている。祭り、顕彰するに値する死者を祀る祠ということである。だいたい、清代ぐらいに子孫がえらい先祖(政治家、学者、芸術家)の威徳を偲んで建てるというのが相場だが、それ以外に殉職した役人などのためにささげられた堂もあり、又えらく不幸な死に方をした人の廟もあった。

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「栄貞烈祠」というのは、手入れもされず、荒れ放題。門のところに鍵がかかっていて中には入れないのだが、外から本堂に祀ってある石像がぼんやり見える。石地蔵のようだが、門の横に付けられている説明板によれば、大理石で作られた女性像であるとのこと。

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この説明書きによれば、寡婦を再婚させようとしたら、憂えて死んだので貞女と讃えて祀ったとある。周囲を見れば、他にも貞女のために建てられた記念碑があった。

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いわれがいわれのせいか、「えらい先祖のための祠堂」よりも明らかに扱いが悪く、なんともさびしそうであった。中国では昔から「どの死者が顕彰するに値するか」という問題にこだわり、そのような死者の廟を作って祀ってきた。「こだわる」というのは、各時代、各時代で、「顕彰するに値するか」が問われるということだ。死んでから褒めるしか救いようのない状況と言うのがあるのだろう。にぎやかな観光地の中で、そのような祠堂が荒れ果ててしまうのはやり切れない。

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posted by HIRO at 03:03| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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