2014年04月28日

霊順寺(天下第一財神廟)

仏教 中国仏教
中国浙江省杭州市霊隠支路北高峰1号
0571-87998720
(霊隠バスターミナルからロープウェイで頂上まで行き、降りてすぐ。あるいは霊隠寺から山道を徒歩で30分ほど)
管理人の訪問日:2013年11月9日

中国のお寺は日本のお寺と違うな、ということは分かっている。

しかし、寧波や紹興、天台、杭州などのお寺をめぐり、浙江省のお寺は日本のお寺となんとなく雰囲気が似ているな、と思っていた。

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深山幽谷の中のしっとりとした雰囲気の中に古さびたお寺がある感じ、どこかなつかしい感じがするな、、、杭州の霊隠寺から続く山道の風景を楽しみながら、そんなことを考えていた。

その山道を登り切って、霊順寺というお寺に着いた時に、あ、やっぱり違う、全然違う、と痛感した。

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まず、お寺の入口の前にキンキラキンの布袋様。さらにその後ろにキンキラキンの韋駄天様。まあこれはどこのお寺にもある。しかし、それらご像の前にあるさいせん箱が元宝(中国の昔のお金)の形をしているのは、あまり上品な感じはしない。

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この霊順寺、額に「霊順禅寺」と名乗っているからには禅寺なのだろうが、「天下第一財神廟」という金もうけの神様の社でもある。

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中国では「財神」といっても色々あるのだが、この寺は色々な財神を集めて祭っていた。

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寺の建物に入っての右手には関帝を祭る「武財神殿」、左手には范蠡(はんれい)を祭る「文財神殿」。それぞれの殿内には、でかい関帝が一体あって、その後ろに小ぶりの関帝がうじゃうじゃ、でかい范蠡が一体あって、その後ろに小ぶりの范蠡がうじゃうじゃ、という塩梅。これは不気味なインパクトがある。

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本堂にはさすがに如来像が鎮座するのだが、その右手にはチベット仏教の黄財神、左手には武財神の趙公明の像がある。裏手には五姓財神が描かれたチベットのタンカがかかっていた。

中国の歴史上の人物もいれば、チベットで信仰されている神様もいる。お金もうけに効果がありそうなものを色んなところから寄せ集めてくるというプラグマティズムが爽快だ。

それぞれの像の前には、やはり「元宝」型のさいせん箱、、、

当然のことながら、参拝客は熱心にお祈りをしていた。こんな山の上まで来たのだから、お願いを聞いてもらわないと損だというのだろう。

深山幽谷の禅寺がここまで金もうけを肯定しているというのがすごい。中国的な、あまりに中国的な、、、
posted by HIRO at 18:40| Comment(0) | 仏教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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