2014年09月11日

少彦名神社(神農さん)

大阪道修町界隈は、江戸時代から薬種業者が集まる町だった。今でも有名な製薬会社が軒を連ねる。

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その道修町にある少彦名神社は、昔の薬種関連の株仲間が中国と日本の医薬の神、炎帝神農と少彦名命を祭ったのが起源である。そのままずっと薬品業者がスポンサーになって維持されてきた。

同業者組合が信心の場にもなるというのは、古来中国でも日本でも見られるが、少彦名神社はその典型的な例である。

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境内にはショーケースが置かれ、そのスポンサーになった色んな会社の製品が展示されている。カラフルなパッケージに入った様々な薬、、、こうして神社の境内で色んな薬を見ると、不思議な気持ちになってくる。科学的なもののはずなのに、古いのは民芸品に見え、一昔二昔前のはレトロ玩具に見える。

その近くにはこの神社のシンボルである「張子の虎」についての説明があった。

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これは、「神農さん」のお祭りの際に授与される縁起ものであるが、昔は薬とセットになったお守りだった。

文政5年(1822年)にコレラが流行した折、治療法が分からない中、虎の頭骨など10種の和漢薬を配合した「虎頭殺鬼雄黄圓」という丸薬を作って施薬した。病名「虎狼痢(コロリ=コレラ)」と丸薬の名に因み、「張子の虎」が作られ、神前で祈願した上で授与された、という(道修町資料保存会 n.d.)。

今ドラッグストアで売られている薬も、「張子の虎」の正嫡なのだ。

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参考文献
道修町資料保存会 n.d.「古文書解説 神農さんの張子の虎」道修町資料保存会.

*少彦名神社(神農さん)
神道
541-0045 大阪府大阪市中央区道修町2-1-8
(06)6231-6958
(大阪市営地下鉄 堺筋線「北浜」4番・5番出口徒歩3分。大阪市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋」11番出口徒歩8分。)
管理人の訪問日:2014年8月30日
ラベル:日本 大阪 神道
posted by HIRO at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 神道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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