2014年11月10日

呉服神社

入口には「呉服神社」という木札と共に「恵美寿(エビス)大神」の表札が掲げられている。

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阪急「池田」から徒歩数分の距離にある呉服神社。五月山のふもとにある伊居太神社(いけだじんじゃ)とゆかりが深いらしいのだが、だいぶ雰囲気が違う。あちらはいかにも文化財然としているが、こちらは庶民派で商売っ気もある感じ。この差は境内地の規模(こちらは小さい)と駅からの距離(こちらは近い)から来るのだろう。

http://gompa.seesaa.net/article/400219497.html

呉服神社も伊居太神社も、日本人に機織りを教えたとされる中国人女性が祭神として祭られている。

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「機織りが上手になる」というご利益で女性人気のあった神様らしいのだが、いかんせん今は「機織りが上手になりたいなあ」という人が少なくなった。それで「服飾・繊維の神様」と、微妙に設定を調整しているようだ。

ただ、関西の服飾・繊維関連も昨今はふるわない。それで、現在は、福徳開運の稲荷社とか、学業成就の天神社とか、色んな境内摂社が神社の存続を支えている。

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特に目立っていたのは、エビス神の摂社で、本殿に次ぐ大きさ。入口の所にわざわざエビスさんの表札があったのも、この人が神社の稼ぎ頭だからなのだろう。

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エビスの社の中には、「恵美寿大神様はお耳が遠うございますので、横手までお廻り願いお祈りくださいませ 宮司」という宮司の言葉が書かれた札がある。神社の宮司というのはつくづくエンターテイナーだと思う。

こうまで「えべっさん」に期待がかけられているのも、関西では商売繁盛の神として今でも人気が高いからだ。「七福神」の神として、全国的にも有名である。

呉服神社でも、阪急電鉄及び沿線の他の寺社とタイアップして、「阪急沿線西国七福神めぐり」をやっている。

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「阪急沿線西国七福神めぐり」というのは、以下のようなものである。各寺社の窓口で専用の朱印帳にスタンプを押してもらい、そこで同時にそれぞれの福神の小さな人形の授与を受ける。スタンプと人形がそれぞれ七つ全部そろったら阪急梅田駅で阪急電車のミニチュアをもらう。電車のミニチュアの上についている七つの小穴に神様のミニチュアを差し込む。そして、そのミニチュアを部屋に飾って楽しむのである。部屋に(例えばテレビの上などに)、七福神が置いてあると、やっぱり幸せな気分になれる。

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主祭神のご利益に集客力がなくなっても、他と協力してこういう楽しいことをやっている呉服神社、なかなか抜け目がない。

*呉服神社(くれはじんじゃ)
神道
〒563-0047 大阪府池田市室町7−4
072-753-2243
(阪急「池田」下車。南西徒歩5分。)
管理人の訪問日:2014年5月27日
ラベル:日本 大阪 神道
posted by HIRO at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 神道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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