2015年04月15日

持明院

ちょっと危ない香のする神様の方が人気があるのかもしれない。

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そのタイプの稲荷社は割とよく見た。薄暗い堂宇の中にたくさんの赤提灯。何とも妖しい、不思議な気分にさせられる。おそらくこれを造る寺や神社が、それを見越して意図的にやっているのだろう。

生國魂神社にほど近い真言宗持明院では、このような祠に「二十日大明神」を祭っている。「二十日大明神」という名前だが、やっぱり稲荷の神だということだ。

ただ、ここらは寺町でおそろしく寺の多いところ。少々こわそうなお堂を建てたところで差別化は図れないと思ったのだろうか。なかなか強烈な神様を勧請している。ちょっとオカルトが好きな人、あるいは「呪い」に興味がある人なら誰でも知っている神様、「橋姫」だ。

「橋姫」というのは宇治橋のたもとに祭られている神であるが、浮気した夫を呪って鬼となった女性だという伝説がある。中世の『平家物語』「剣巻」や謡曲『鉄輪』に見え、近世以降は「丑の刻参り」のイメージと結びついている。こちらが今では「縁切り」の神様になっているが、相当の「ご利益」がありそうだ。

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それだけではあんまりだと思ったのか、「縁結び」の神様も同居している。こちらを「卯の日大明神」と申し上げるのだが、何となく言い訳みたいで、逆に恐い。

薄暗いお堂の中に、パチンコの景品交換所のような小さな小窓がついており、向こう側にお寺の人がいた。ちょっと人目をはばかるようなお願いも、ここなら出来そうだ。

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寺、というよりも一見ふつうの民家なのに、なかなかやるなと思う。

*持明院
仏教 真言宗御室派
大阪府大阪市天王寺区生玉町2−15
06-6771-6280
(地下鉄谷町線「谷町九丁目」下車。生國魂神社の鳥居近く。)
管理人の訪問日:2015年3月10日
posted by HIRO at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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