2016年02月29日

庚申塔(大阪池田)

ツタヤで「インサイド・ヘッド」なるアニメの宣伝をやっていた。ある少女の頭の中の「感情」を擬人化していて、その少女のために「感情」たちが大騒ぎしている。するともちろん「感情」にも「感情」があるはずで、このアニメの世界観の中では、「感情」たちの「感情」も人間のようでなければおかしい。するとその「感情」の「感情」にも「感情」があるはずで、、、とか考えると無限に人間のような「感情」があるはずなので、何だか怖くなってしまった。

DSCN7332.jpg


で、この感じ、何かに似てるな、と思った。そこで、以前池田の町でたまたま「庚申塔」の前を通りかかり、同じような思いにとりつかれたのを思い出す。

庚申塔は、庚申講というサークルが建てたものだ。庚申講は庚申待ちをするサークルである。庚申待ちは、庚申の日に寝ないでパーティーをする風習で、なぜ寝ないのかというと、長生きをするためなのだ。

平安文学なんかにも出て来るが、日本には「庚申待ち」という中国の道教思想をベースにした風習があった。ここでは人間の体には一人につき「三尸」という三匹の虫が住んでいて、人間のやることなすこと一々見ている。この虫たちが60日に一度庚申の日、宿主が寝ている間に天に上り、天帝にこの人の罪悪を報告しに行く。天帝がこの人の罪悪をたくさん聞くと、本人の寿命は短くなる。寝ないでいれば虫たちは人の体から出られないという設定で、だから庚申の日は徹夜するという風習が生れた。

三尸は虫とはいっても人間を監視し、告げ口が出来るぐらいだから、相当の知能があると思われる。だったら、この三尸にも三匹ずつ虫がいるのではないか。その虫にもそれぞれ三匹、その虫にも三匹、、、、とか考えると無限に虫がいるはずだ。

古めかしい庚申塔を見ながら、そんなことを考えていると、何だか怖くなってしまった。

*庚申塔(大阪池田)
(阪急「池田」と「石橋」の中間位。国道176号線「鉢塚」の交差点を200mほど北へ。)
〒563-0024大阪府池田市鉢塚3丁目
管理人の訪問日:2015年5月6日
posted by HIRO at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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