2020年07月18日

神泉苑

今年は祇園祭の山鉾巡行は中止。でも、山鉾町に提灯は出ていたから、祭り自体が中止というわけではないのだろう。ちょっと未練のようなものを感じる。

祇園祭.jpg


山鉾自体が京都の町衆のプライドと結びついているのだろう。何しろ、1533年、戦国時代に幕府が神事を禁止したときも、「神事これ無くとも山鉾渡したし」と言って巡行を強行してしまった。

本来宗教行事の付属イベントのはずが、メインのような形になり、宗教者にとっては屈辱と言わねばならない。

そもそも、祇園祭の起源は疫病除けの祈願で、863年に朝廷が神泉苑で御霊会(ごりょうえ)をやったのが起源である。

してみると、大昔にあっては政府の感染症対策だったわけだ。マスクを配るのと同じである。

神泉苑1.jpg


今年は観光客を呼べるような行事はできないが、新型コロナ収束を願い、疫病退散祈願を神泉苑でやったとの由。今の神泉苑は真言宗の寺院になっているが、このお坊さんが八坂神社の神主と一緒に「神仏習合」の形で祈願した。

神泉苑は二条城のすぐ南にあるが、二条城みたいに観光客が来るような所ではない。

というか、私が行った時はクリスマスだったから、たまたま人がいなかっただけだろうか。

神泉苑2.jpg


二条城の方から行くと、まずは料理屋が見える。

神泉苑3.jpg


料理屋の入口を入ると、大きな池があって、そこで舟遊びが出来るようになっている。やっぱり料理屋さんなのかなと思うが、祠や堂宇も見える。お寺が料理屋もやっているのだろう。

神泉苑4.jpg


それから、あひるがいた。

神泉苑5.jpg


ユーモラスでキュートで、それでいてどこか物悲しい、、、

今年は観光客を呼べるような行事はできないが、新型コロナ収束を願い、疫病退散祈願を神仏習合でやったとの由。

「山鉾なくとも神事いたしたし!!わーっはっはっはっはー!!」

487年越しの恨みをはらし、宗教者たちはさぞ留飲を下げたことだろう。

*神泉苑
仏教 東寺真言宗
〒604-8306 京都府京都市中京区御池通神泉苑東入門前町166
075-821-1466
(地下鉄東西線「二条城前」下車西へ徒歩2分。二条城の南側。)
管理人の訪問日:2016年12月24日
posted by HIRO at 11:56| Comment(0) | 仏教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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