2013年05月25日

三教寺

三教(仏教、道教、儒教)
中国貴州省平壩県天龍鎮
安順のバスターミナルから「平壩」行きのミニバスに1時間ほど乗り「天龍屯堡」下車。
古鎮に入ってすぐ。
管理者の訪問日:2013年1月17日

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こぢんまりとして、薄暗い。レトロぶりが壮絶だった。

入り口に布袋和尚と韋駄天が祀ってあり、形は仏教寺院だが、大雄宝殿の釈迦像の左右に道教の玉皇大帝と儒教の孔子が鎮座する。儒教、仏教、道教、三教の寺なので「三教寺」である。

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明代以来の漢民族の古い習俗を残す「屯堡人」の村の中にある寺。

村の中で買った説明書によると、「屯堡人は『三教』以外のどんな宗教も信奉しない、強烈な排他性を持っている。(楊、唐、2011:46)」「三教」全部奉じているのだから、宗教的に寛容だ、とか何とか言ってもよさそうなものだが、ここでは「排他性」と結び付けられているのが興味深い。

まあ、そうなのだろう。他民族と通婚せず、古い文化を守り抜いた「屯堡人」。キリスト教やイスラム教、少数民族の信仰を受け入れる寛容性は持ち合わせていなかった。「儒教、仏教、道教」という漢民族の古い価値観にこだわった、ということか。

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楊有維、唐明英、2011『屯堡100』中国文化出版社(北京)
posted by HIRO at 23:25| Comment(0) | 儒仏道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする